パリの文化・歴史
パリの文化・社会・歴史:パリのファーストフード

パリのファーストフード

意外にもフランス人に大人気   
パリの文化・社会・歴史:パリのファーストフード

パリのファーストフード

パリに浸透したファーストフード

フランスと言えば、ワインを片手にゆったりとしたペースで食事をするイメージ。しかし最近ではファーストフードも人気になり、パリの街中でもよく見かけます。フランスでも昔に比べて食事にかける時間が短くなっていることも原因の一つかもしれません。とても早く食べることをフランス語で manger sur le pouce(親指の上で食べる)と言います。フォークなどを使わずに手で食べて指をなめるようなイメージでしょうか。そう考えると、サンドイッチ、ハンバーガー、ケバブなどは典型的なパリのファーストフードですね。世界的に展開しているマクドナルド(マック)や、ベルギー生まれのハンバーガーショップであるクイックなどが同じ時期にパリにオープンしました。当初はカフェ文化のあるパリにファーストフードができることにパリ市民から拒絶反応がありましたが、現在は若者を中心に広く受け入れられているようです(それでもファーストフードを嫌悪する人はパリに多くいます)。

どちらにしてもファーストフードに見慣れた日本人旅行者にとっては、値段も手ごろで入りやすく安心する風景かもしれません(私もよくパリのマクドナルドで読書をしていました)。ただ日本と違うのはファーストフードの店舗がパリの街に溶け込んでいるところ。街並に合わせるように店内をシックな色合いにしたり、サン・ラザール駅近くのマクドナルドのように歴史的建造物の中にオープンした店舗もあります。メニューは大きく変わらなくても、パリならでの雰囲気を味わえるファーストフードを訪れてみるのもパリの楽しみの一つです。

食べ放題のパリのファミレス

入りやすくて便利なパリのファーストフード。マックやクイック以外ではFlunch(フランシュ)というお店があります。ファーストフードとは少し違いますが、バイキング形式のファミリーレストランのようなお店で600円〜1000円程度で野菜や肉料理が食べ放題になっています。サラダバーやステーキ、ポテトなどが好きなだけ食べられるので安くたくさん食べたい人にはうってつけのお店です。中には料金を払わずにお皿だけ抜き取って(もしくはお客が食べた後のお皿を使って)料理を食べているホームレスの姿も見かけますが、これもパリの文化の一部でしょう。

最近人気の移動型ファーストフード

最近ではファーストフードも変化してきています。手軽に食べられることはもちろんですが、キーワードは「ヘルシー」と「高級志向」。特にパリ市内を車(フードトラック)で移動販売するファーストフードが話題を呼んでいます。ル・カミオン・キ・フュムは、高品質で気軽に食べられるハンバーガーを移動トラックで提供。星付きのレストランで修業した店主が新鮮な素材を調理し、お客の前で肉とフリッツを焼いています。値段はハンバーガーとフリットのセットで10ユーロから。パリ市内にトラックで現れるとすぐに行列となる人気店です。お店の出没場所はソーシャルメディアで知らせているのも新しいですね。カンティーヌ・カリフォルニアも人気の移動型ハンバーガー店。サンフランシスコ出身のオーナーがオーガニック素材を使った高品質のハンバーガーを販売しています。料金は高くても場所によっては大きな需要のあるパリ。それにしてもパリジャン・パリジェンヌたちはハンバーガーが好きなんですね。ハンバーガーの他にも世界各国の料理が味わえるファーストフードも増え、これからも新しい形のファーストフードが楽しめそうです。

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