パリの文化・歴史
パリの文化・社会・歴史:パリの公共水飲み場

パリの公共水飲み場

上下水道がなかった時代の名残   
パリの文化・社会・歴史:パリの公共水飲み場

パリの公共水飲み場

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上下水道のなかった時代の名残

パリを歩いていると、路地の壁に人や動物の顔を象ったオブジェがあります。これらはかつての水くみ場で、口から水が出ていました。今でも使われている水くみ場もあります。パリ11区の職人街サンタントワーヌで見つけたのはライオン型の泉。壁に付けられたライオンの口からいつも水が出ています。今では散歩中の犬の水飲みや、子供の手洗いとして使われているようですが、19世紀には「パリ市民の命」ともいえる大事な飲み水でした。 パリでは長い間上下水道の設備がなく、そのため水売りという商売が欠かせませんでした。19世紀半ば、パリの水売りはライオンの給水泉まで来て桶に水を汲み、それを一般家庭に販売していました。当時は約5000人の水売りがパリ市内を水を売りながら歩いていたと言われています。

飲み水はセーヌの水から給水泉へ

水売りの商売の歴史は古く、中世まで遡ります。その頃パリ市民はセーヌ河で水を汲んで飲んでいましたが、パリの街が拡大するにつれ、セーヌ河まで水を汲みにいけない人が増えるました(高い建物の上の人など)。そのとき、水を取りに行けない人の代わりに水を汲んでくる商売が生まれました。それが水売りの始まりです。しかしセーヌの水はお世辞にもきれいとは言えず、伝染病の原因にもなっていました。そこでパリ市が作ったのが給水泉。以来、揚水場で吸い上げて濾過したきれいな水を提供できるようになりました。ライオンの給水泉はその名残なのです。今でもそこから流れる水を飲むことができます。パリは水の街でもあるんですね。

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