パリの観光スポット
パリ観光地:マドレーヌ寺院

マドレーヌ寺院
Eglise de la Madeleine

ギリシャ遺跡にインスピレーションを受けてデザインされた、聖女マグダラのマリアを祀ったカトリック教会   
パリ観光地:マドレーヌ寺院
パリ観光地:マドレーヌ寺院
パリ観光地:フォション本店(マドレーヌ広場)
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マドレーヌ寺院

パリ観光地:マドレーヌ寺院
パリ祭(7月14日)の軍隊パレード(マドレーヌ寺院)

パリに古代ギリシャ神殿?世界でも珍しい異色のカトリック教会

セーヌ河前のコンコルド広場からロワイヤル通りを北に向かうと、ギリシャの神殿のような風格ある建物が見えます。ここはパリ8区にあるマドレーヌ寺院。パリの観光地としても有名なカトリック寺院です。「マドレーヌ」とは日本ではフランスのお菓子(貝の形をした焼き菓子)の名前として有名ですが、元々は「マグダラのマリア」を意味する言葉。そのためこの寺院は聖女マグダラのマリアを祀られています。52本のコリント様式の柱が建物の四方を囲んで並べられ、まさに古代ローマ神殿を模したネオ・クラシック様式の建築物です。広場の周りはロータリーになっていて交通量が多いですが、一度寺院の中に入ってしまえば、訪れる人も少なく静かな空間が広がっています。美しい教会内の祭壇には「聖マグダラのマリアの歓喜」という像があります。他の教会と同じく誰でも入れる場所ですので、パリ観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

マドレーヌ寺院の歴史

マドレーヌ寺院の着工はブルボン朝末期の1764年。ルイ15世によって工事が開始されました。しかし、担当した建設家の死やプランの変更などが重なって工事が進まず、最終的にはフランス革命により中断されます。その後、1806年にナポレオン1世の命令によって工事が再開。しかしその用途はフランス軍を讃える建造物に変えられ、姿も建築中だったものと全く違うギリシャ神殿風に変えられていきます。このデザインはギリシャのオリンピア遺跡にインスピレーションを受けた建築家ピエール=アレクサンドル・ヴィニョン(Pierre Alexandre Vignon, 1763-1828)によって作られました。最終的にマドレーヌ寺院が完成したのはナポレオンが没落した後の1842年。使用目的はまた元のカトリック教会に変えられたため、世界でも珍しい古代ギリシャ神殿風のカトリック教会が完成しました。
フォション(マドレーヌ広場)
高級食材店フォション本店(マドレーヌ広場)

世界的に有名な高級食材のメッカ

マドレーヌ寺院があるマドレーヌ広場周辺は、高級食材店の集まる地区としても知られています。教会見学が目当てでなくても、美味しい高級食材を求めて多くの人がマドレーヌ寺院周辺を訪れます。日本でも人気の「フォション」(Fauchon)やキャビア専門店「キャビア・カスピア」(Caviar Kaspia)、トリュフ専門店「メゾン・ドゥ・ラ・トリュフ」(Maison de la Truffe)、ワインショップ「ラヴィニア」(Lavinia)、チョコレートショップ「パトリック・ロジェ」(Patrick Roger)、マカロン専門店「ラデュレ」(Laduree)などが軒を連ねて営業しています。意外なものとしてフランス各地の上質なハチミツを買える老舗の蜂蜜店「ラ・メゾン・デュ・ミエル」(La Maison du Miel)があります。バゲットに塗ったりヨーグルトに入れたりと、実は蜂蜜はフランス人の朝食に欠かせない食品。気になる食品があったら、ぜひマドレーヌ寺院に出かけてみてください。パリ観光の特別なお土産を買うのにおすすめのエリアです。
フォションのホテル(マドレーヌ広場)
フォション・ロテル・パリ(マドレーヌ広場)

マドレーヌ広場にフォション初のホテルがオープン!

マドレーヌ広場にある人気グルメブランドといえば1886年創業のフォション。マカロンやヌガーなどのスイーツで世界的に有名で、老舗のフランス菓子を提供し続けています。そのフォションが2018年より「新しい体験」を提供し始めました。それは宿泊。2018年9月1日、本店のあるマドレーヌ広場にフォション初のホテル「フォション・ロテル・パリ」(FAUCHON L'HOTEL PARIS / 4 Boulevard Malesherbes, 75008 Paris)がオープンしました。中に入ると、フォション独自の色彩を配したエレガントな空間が広がっています。チェックインカウンターにはガラス容器に入ったフォションオリジナルのヌガーが置かれ、隣のラウンジやライブラリーには色彩豊かなマカロンがいつでも味わえるように各テーブルに置かれています。「グルメ・ホテル」というコンセプトそのままに、フォションのグルメを楽しめる宿泊体験ができることでグルメ好きな人に注目されています。
建築家リシャール・マルティネとアトリエ・パリュエル・マルモンが設計したインテリアは天井が高く、フォションならではの独自の色彩を際立てています。スタッフの対応もパリにしては素晴らしく、日本人の好むきめ細かなおもてなしが感じられます。「グルメ・ホテル」のコンセプトは室内にも施され、巨大な冷蔵庫の「ミニバー」では様々なドリンクを味わうことが可能です。ホテル1階にあるフォション・カフェでは、マドレーヌ寺院を眺めながらグルメなフレンチ料理やコーヒーを楽しむことができます。グルメなパリに興味のある方は次回のパリ旅行で宿泊してみてはいかがでしょうか。

寺院の地下にはギャラリーも

マドレーヌ教会の地下にはカーヴのようなギャラリーがあり、定期的に様々な展示が行われています。世界の写真を知らない子供たちにカメラを渡して撮影してもらった作品を展示した写真展なども開かれ、行くたびに様々な発見ができる魅力的なギャラリーです。
パリ観光基本情報
マドレーヌ寺院 / Eglise de la Madeleine
パリの観光地
オープン(完成):1842年
住所:Place de la Madeleine, 75008 Paris
最寄メトロ:Madleine(マドレーヌ)
エリア:パリ8区
カテゴリ:パリの観光スポット
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