パリの文化・歴史
パリの文化・社会・歴史:パリの遊園地

パリの遊園地

ノスタルジー溢れるパリの娯楽   
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パリの遊園地

懐かしさ溢れる移動遊園地

子供たちに人気の場所といえば遊園地ですが、パリには遊園地という施設がほとんどありません(ブーローニュの森にアクリマタシオン庭園、パリ近郊にパルク・アステリクスとディズニーランド・パリがあります)。その代わりにあるのが移動遊園地。年に数回、パリの公園や広場にやってきて、仮設の遊園地が組み立てられます。その完成度はまさに出現といった感じで、まるで昔からそこにあったような感覚にさせてくれます。その感覚の原因の一つがパリの移動遊園地の持つレトロな風合いかもしれません。まるでキノピオの世界に入ったかのような懐かしい色合いとデザインの遊園地で、なんだかフランス人でなくても童心に帰ってしまいそう。
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チュイルリー公園の観覧車(夏季)

チュイルリー公園の夏季限定遊園地

パリの移動遊園地の中でも有名なのは、チュイルリー公園にできる夏季限定(6月〜8月末)の華やかな遊園地(Fete foraine des Tuileries)。夏休みのパリの子供たちに人気のイベントで、夏の風物詩になっています。観覧車やメリーゴーラウンド、回転ブランコ、各種アトラクション、露天などがひしめき、原色のおとぎ話のような世界がパリの中心に現れます。園内には綿菓子(Barbe a Papa)やワッフル、リンゴ飴など、子供が大好きな派手でカラフルなお菓子の屋台が並びます。日本で言う夏のお祭りのような雰囲気で、多くのパリ市民が夏の夜を純粋に楽しむために訪れます。巨大観覧車からはエッフェル塔などのパリの名所を一望でき、パリ観光の記憶になります。園内は入場無料ですが、各アトラクションに乗る際にはお金がかかります。パリに遊技施設のほとんどないパリの子供たちにとって、夏の楽しみの一つとなっています。

夏以外の移動遊園地

夏にパリに行けない方は、夏季以外の移動遊園地に出かけてみてはいかがでしょうか。3月末から5月末にかけて、パリ東部のヴァンセンヌの森でフォワール・ドュ・トローヌ(Foire du Trone) というお祭りが開催されます。フランス最大規模を誇る春のお祭りで、約10haの敷地に約350ものアトラクションが並び、一日中遊ぶことができます。957年に西フランク王国のロタール国王の勅令で始まったという、驚くべき歴史の長さを誇る移動遊園地です。
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パリのメリーゴーラウンド

メリー・ゴー・ラウンドの秘密

移動遊園地に行かなくても気軽に遊園地気分を味わえるのがパリの魅力。パリを歩いていると、広場や公園でメリーゴーラウンドを見かけます。レトロな色合いで懐かしさに立ち止まり、ついその木馬に見入ってしまいます。馬たちが現れては消えていくその回転運動は、なんだか美しく物悲しい。昔から変わらないパリの街並みにとても馴染んだ遊具です。遊び場が少ないパリの子供にとって、メリーゴーラウンドは気軽に夢見心地にさせてくれる貴重な存在。 日本でもおなじみの遊具ですが、実はメリーゴーランドはフランスで発明された遊具です。フランス語ではカルーゼル(carrousel)もしくはマネージュ(manege)と呼ばれています。円形の調馬場をフランス語ではマネージュと言い、その連想からマネージュがそのまま名前になったと言われています。メリーゴーラウンドはもともと中世のフランス軍隊で騎兵の訓練用に作られましたのが始まりでした。

次回のパリ旅行では、ノスタルジックな雰囲気を体験しに移動遊園地を訪れてみてはいかがでしょうか?

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