パリの観光スポット
パリ観光地:モンパルナス墓地

モンパルナス墓地
Cimetiere du Montparnasse

多くの芸術家が眠るパリ14区の墓地   
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パリ観光地:モンパルナス墓地

モンパルナス墓地

多くの芸術家が眠るパリ14区の墓地

モンパルナス墓地は、パリ左岸の14区にある墓地です。かつて世界の芸術の中心地だったモンパルナスにあり、多くの作家や芸術家、俳優が眠っています。

モンパルナス墓地の歴史

18世紀まで、パリには共同墓地しかありませんでした。魂を失った亡骸は巨大な穴に次々と落とされ、適切な処理もされずに朽ちていきました。それは中世のパリが悪臭を放つ大きな原因の一つでした。その代表がパリ中央にあったイノサン墓地でした。しかし12世紀から続いたイノサン墓地は1786年に撤去され、パリ中心部に造ることを衛生上の理由から禁止されていました。その後、ナポレオンの指示により19世紀の始めにいくつかの新しい墓地が当時のパリの境界周辺にできました。その一つがモンパルナス墓地です。1824年に完成し、当初は「(パリの)南の墓地」として知られていました。他には北のモンマルトル墓地、東のペール・ラシェーズ墓地、エッフェル塔の近くにあるパッシー墓地があります。多くの芸術家や作家の永遠の安息所であり、多くの観光客が毎日彼らに会いに訪れます。

墓地の中に風車?
公式にオープンしたのは1824年ですが、モンパルナス墓地の歴史は19世紀よりさらにさかのぼります。かつてこの場所には「慈愛の風車」(Moulin de la Charite)と呼ばれる風車がありました。17世紀半ば、カリタス修道院が風車の脇の土地を購入して小さな墓地を作ったそうです。これがモンパルナス墓地の始まりで、役目を終えたその風車は今も墓地の中で見ることができます(胴体のみ現存)。

ボードレールやモーパッサンが眠る

モンパルナス墓地には多くの作家や芸術家が眠っています。主な作家にシャルル・ボードレール、ギ・ド・モーパッサン、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ジャン=ポール・サルトル、サミュエル・ベケット、俳優にジーン・セバーグ、セルジュ・ゲンズブール、軍人にアルフレッド・ドレフュス、映画監督にエリック・ロメールなど。

エリック・ロメールの墓へ

『春のソナタ』や『夏物語』などフランス人の若者の瑞々しい恋愛映画を撮った監督エリック・ロメール。彼が亡くなったのは2010年1月のことでした。現在はパリのモンパルナス墓地で眠っています。しかしエリック・ロメールの墓を探すのはなかなか難しい。墓石にはエリック・ロメールの名前がないからです。彼の本名はモーリス・シェレ(Maurice Scherer)。享年80歳でした。ロメールの作品に日本人のファンが多いと聞きますが、やはり繊細な人間関係と日本人的で温和な女性が出てくるからかもしれません。私も彼の映画の大ファンで、私がフランスの世界に入り込んだのも彼の映画がきっかけでした。
パリ観光基本情報
モンパルナス墓地 / Cimetiere du Montparnasse
パリの観光地
オープン:1824年
住所:3 Bd Edgar Quinet, 75014 Paris
最寄メトロ:Raspail(ラスパイユ)、Edgar Quinet(エドガー・キネ)
エリア:モンパルナス
カテゴリ:パリの観光スポット
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モンパルナス墓地へのアクセス(地図)
モンパルナス墓地へのアクセス(地図)

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