パリの観光スポット
パリ観光地:ステュディオ28

ステュディオ28
Studio28

モンマルトルにある前衛映画の聖地
パリ観光地:ステュディオ28
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ステュディオ28

モンマルトルにある前衛映画の聖地

パリには数多くの映画館があります。その特徴は一つ一つの映画館が個性豊かなこと。様々な映画が見られる東京でさえ名画座と言われる映画館やミニシアターが少なくなり、シネコンと呼ばれるメジャー系のハリウッド映画などを流す映画館に押され気味。そんななかフランス・パリでは今でもフランス映画や各国の良質な映画を上映するいわゆる芸術性・実験性の高いミニシアター系の映画館(Cinema d'art et d'essai)が残っています。

モンマルトルにある映画館「ステュディオ28」はそんな個性的な映画館の一つ。1928年にオープンした老舗の映画館です。映画がサイレント(無声)からトーキーに移りつつあった1920年代後半、ハリウッドによる商業映画がフランスに押し寄せていました。無類の映画好きの医学生だったジャン=プラシッド・モークレールは、芸術としての映画を上映する場所がなくなることを恐れてトロゼ通り(rue Tholoze)10番地のキャバレーを買い取り、そこに前衛映画を上映する映画館ステュディオ28をオープンさせました。名前の28はオープンした年である1928年にちなんでいます。

ルイス・ブニュエルの問題作『黄金時代』が上映された

ステュディオ28では、多くの実験映画が上映されました。最初に上映された映画は「ヨーロッパのグリフィス」と呼ばれたフランスの映画監督アベル・ガンスの『ナポレオン』のメイキング・フィルムとロシア映画の『地下鉄の三人』でした。その後、ルイス・ブニュエルの『アンダルシアの犬』やフェルナン・レジェの『バレエ・メカニック』、ジャン・エプスタン『アッシャー家の末裔』などが上映されました。しかしステュディオ28は、多くのシネフィル(映画愛好者)に愛されたと同時に、多くの人に批難も浴びました。特に1930年11月に封切りされたルイス・ブニュエルの『黄金時代』では、右翼団体が映画館を破壊するという騒ぎにまで発展しました。そのため、ステゥディオ28の創始者であったモークレールは経営権を放棄することになり、映画館はマルクス・ブラザースの喜劇などを上映する映画館に変わってしまいます。それでも上映される映画は実験映画が多く、数々の名作がこの映画館で上映されました。戦後はエドガールとジョルジュのルーロー兄弟が経営権を引き継ぎ、創設者の精神を受け継いで多くの名作を上映しました。ステュディオ28は今もモンマルトルの丘で営業しています。

ジャン・コクトーが内装を手がけた

映画館の中に入ると、この映画館への賛辞が書かれたジャン・コクトーのサイン付イラストが飾られています。ステュディオ28は、この映画館を愛したジャン・コクトーが内装を手がけたことでも知られており、彼の手がけたシャンデリアは今も映画館の中に飾られています。またstudio28の独特のロゴマークは、1920年代当時のアヴァンギャルドなアートの雰囲気をよく伝えています。

映画『アメリ』でアメリが入った映画館

日本でも人気になったフランス映画『アメリ』で、主人公のアメリが映画館に入って観客の顔をこっそり眺める場面があります。「映画を見ている人の顔を見るのが好きなの」というアメリのセリフはユニークで観察好きな彼女の性格をよく表しています。その舞台となった映画館がステュディオ28。ジャン・コクトーによって設計された上映室のカーテンと椅子は赤で統一され、『アメリ』の世界にもよく合っています。

館内にはカフェも併設

ステュディオ28の中にはカフェ・バーがあり、映画を観る前にコーヒーやお酒などのドリンクを飲むことができます。壁に掛けられた俳優たちの写真などを見ながら、映画前のひと時を楽しむのもフランスならではの体験かもしれません。屋内だけでなく庭付きのテラスもあり、そのときの気分に合わせて席を選ぶことができます。映画館のバーで友人と待ち合わせなんていうのも便利な使い方ですね。

モンマルトルにある老舗の映画館ステュディオ28の中にはチケットを買わなくても入ることができますので、映画を観なくてもパリの映画館の雰囲気を味わいたい方にもおすすめです。ホールではアート展なども開かれるそうで、運が良ければ展覧会を見ることはできるかもしれません。次回のパリ観光ではパリならではのミニシアター巡りをしてみてはいかがでしょうか。
パリ観光基本情報
ステュディオ28 / Studio28
パリの観光地
オープン:1928年
住所:10 Rue Tholoze, 75018 Paris
最寄メトロ:Blanche(ブランシュ)、Abbesses(アベス)
エリア:
カテゴリ:パリの観光スポット
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