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【2025年最新】パリのメトロの乗り方

パリ旅行を効率的に楽しめるメトロの乗り方をご紹介します。

パリのメトロの乗り方(チケットの買い方と観光におすすめの一日券)

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パリ観光に最も便利な交通手段メトロ

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パリのメトロの乗り方

パリのメトロはパリ市内(一部は郊外)を運行する地下鉄網。パリ観光の際に最も利用される公共交通機関です。現在1号線から14号線まであり、駅数は全部で380駅(2024年8月現在)。パリ市内のほぼすべてのエリアを網羅しています。メトロの路線図(MAP)は駅の切符売り場で入手可能で、公式Webサイトでもダウンロードすることができます(メトロ路線図/RATP公式サイトより)。マップは各路線ごとに別の色で分けられ、それぞれ1〜14の番号が振られています(路線には日本のような固有の路線名はなく、パリ市民は路線番号で自分の乗る電車を確認します)。RATP(Régie Autonome des Transports Parisiens)と呼ばれるパリ交通営公団が運営しており、一部の駅はパリ郊外へと向かうRER(Réseau express régional:イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)が乗り入れしています。

パリのメトロはどこにある?

パリのメトロに初めて乗る人は、街中からどうやってメトロにアクセスすればいいか不安になることがあると思います。まずは「M」と書かれた看板、もしくは「Metropolitan」と書かれたアールヌーボー風の入り口を探してみてください。その看板の下に続く階段がメトロへの入り口です。改札に着いたらNavigo Easyカード(日本で使われる交通系ICカード。購入方法は後述)や紙チケットを用意し、改札機の読み取り部(紫または色付きの丸いエリア)にタッチします。アプリを使うならロック解除不要でスマホをかざすだけでOKです。回転扉が開いたら通過。荷物が多い場合は、広いゲートや改札横の補助用ドアを探しましょう。ホームに出たら、案内表示で目的地行きの方面(終点駅名)を確認し、進行方向が間違っていないか気をつけてください。駅構内には方向案内があり、慣れないうちは必ず確認を。安全のため、ホームでは線路には近づきすぎないよう注意しましょう。パリのメトロのドアはまだ自動開閉でないところがあるので、停車したメトロのドアが閉まっていたら取っ手を押し上げてから乗りましょう。

メトロのチケットの買い方(Navigo Easyカード)

メトロのチケットは切符売り場もしくは窓口で購入できますが、紙のチケット(いわゆる切符)は2025年末で完全廃止されるため、Navigo Easyカード(ICカード)またはスマホアプリでの利用が基本になります。Navigo Easyカードは駅の窓口や売店(Relay、TABACなど)などで購入可能です。非個人用・匿名カードなので、購入の際に証明書や写真は不要。パリを初めて訪れた観光客でも気軽に購入することができます。

Navigo Easyカードとは?
パリの公共交通機関(メトロ・バス・トラム・RER)で使えるIC型チャージ式乗車カード。2025年の交通チケットの電子化に伴い、多くの通勤客や観光客に利用されています。最初の購入時に2ユーロかかりますが、その後はチャージすることで繰り返し使うことができます。利用方法は簡単で、日本の交通系ICカードと同じで改札やバスの検札機にタッチするだけ。自動で適切な運賃が差し引かれます。

気になるメトロの料金は?

パリ市内でメトロに乗る場合の料金はすべて2.50ユーロです。2025年からパリの公共交通機関の料金制度が大きく変わりました。これまでゾーン制(旅行区間によって料金が異なる料金体系)だった運賃が一律料金(2.50ユーロ)に統一され、同一料金でパリ市内の全ての駅に行くことができます。東京(日本)のように降りる駅によって値段が異なるということがないので路線図を見て確かめる必要はありません。最初に通った駅の改札から最後の駅に降りるまで、何度でも乗り換えが自由です。ただし有効時間はメトロ間およびメトロ・RER間の乗り換えは2時間以内となっており、バス・トラムは別途2ユーロ、有効時間・乗り継ぎ時間は90分です。なお、Navigo Liberté+を利用すると、メトロ・RERは1.99ユーロ、バス・トラムは1.60ユーロに割引され、1日あたりの利用料金には上限12ユーロになってお得です(当月15日締め・翌月請求)。

Navigo Easyカードのチャージ方法

カードを購入したら駅の自動券売機や窓口、アプリ(Île-de-France MobilitésやBonjour RATPなど)でチャージすることができます。一番分かりやすいのは自動券売機(改札近くにある青色や紫色の機械)です。画面に「Recharger Navigo Easy(ナヴィゴ・イージーをチャージ)」というメニューがあるので選択し、「t+ ticket(2.50ユーロ)」や「Navigo Jour(1日券)」など希望の乗車券を選び、クレジットカードまたは現金で支払います。もしくは駅の有人窓口にカードを渡して「Rechargez-moi un ticket, s’il vous plaît(1枚チャージしてください)」とお願いしましょう。
チャージ後は改札でタッチすればすぐにメトロに乗ることができます。カード残高も券売機で確認可能。今までの紙チケットではメトロ-RERチケット、バス-トラムチケット、Navigo Jour(日パス)、Paris Visiteパスなど多数の種類のチケットがありましたが、Navigo Easyカードならそれらすべてを1枚にまとめてチャージすることが可能です(※)。
※ただし、同一カードでメトロ・RER用チケットと空港用チケットを同時に搭載することはできません(空港利用時は空のカードを用意する必要があります)。

観光客には一日券がおすすめ

パリを観光するなら1日〜数日間有効な交通パスを使うのが便利でお得です。2025年時点では、主に以下の2種類があります。

Navigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)

  • 1日有効の乗り放題パス(ゾーンを指定して購入)
  • ゾーン1〜2:8.65ユーロ、ゾーン1〜5:12ユーロ
  • Navigo Easyカード(2ユーロ)にチャージして使うIC式パス
  • 空港アクセスやヴェルサイユ宮殿などもゾーン設定でカバー可能
  • こんな人におすすめ:
    短期滞在で、メトロやバスを使って1日中市内を観光したい人。1日単位で予定が立っている人。

Paris Visite(パリ・ヴィジット)

  • 1日〜5日間の乗り放題パス
  • ゾーン1〜5の全域をカバー(空港アクセス、ヴェルサイユ、ディズニーランドも含む)
  • 観光施設での割引特典付き(ルーブル美術館、パリ市内クルーズなど)
  • 価格例(ゾーン1〜5):1日 29.90ユーロ、2日 44.45ユーロ、5日 76.25ユーロ(子供は半額)
  • こんな人におすすめ:
    空港⇔市内の往復や、郊外への観光(ヴェルサイユ、ディズニーなど)も予定している人。 数日間まとめて移動+観光施設も楽しみたい人。
※Paris VisiteはNavigo?Easyやスマホへのチャージが可能で、1日〜5日券を選んで購入することができます。

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