ウジェーヌ・アジェ通り
「近代写真の父」の名前がついた目立たない通り
パリ13区、普通のパリ観光ではまず訪れない住宅街の中にその通りはあります。ウジェーヌ・アジェ通り。「近代写真の父」と呼ばれる写真家ウジェーヌ・アジェ(Eugene Atget, 1857-1927)の名前がついた通りです。アジェはオスマン改造時代のパリを記録した写真家として有名で、「失われたパリ」を撮影した無人の街路やノスタルジックな写真がよく知られています。ウジェーヌ・アジェ通りはコルヴィサール駅のすぐ近くで、住宅街に向かって坂道になっている短い通り。何故この通りが彼の名前になったのかは分かりませんが、気になる通りの一つです。