バガテル公園
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マリー・アントワネットの宣言で作られたロマンチックな公園
バガテル公園はパリ16区の西、ブーローニュの森にある公園。18世紀に造られた公園で、美しいバラ園があることで有名です。元々は1775年、ルイ16世の弟アルトワ伯爵が女性たちを誘うために買った庭付きの館でした。しかしあまりにもみすぼらしかったため、義理の姉であったマリー・アントワネットが3ヶ月でロマンチックな場所に変えると宣言し、見事美しい庭が実現しました。現在は毎年バラの国際コンクール(1907〜)が開かれ、1200種のバラが咲き乱れて甘い香りを漂わせています。園内には中国式の塔や美しい東屋があったり、放し飼いのクジャクや白鳥がいたりと、散歩も楽しい公園です。バラの開花時期は6月ですが、公園では春・夏を通してバラの他にもたくさんの花が咲いています。3月から4月にかけてはチューリップが、5月にはアイリス、6月から7月にかけては水連の花が楽しめます。日本のバガテル公園
静岡県賀茂郡河津町にはパリのバガテル公園を忠実に再現した「河津バガテル公園」があります。本格的なフランス式庭園で美しいバラを見ることができます。
審査の厳しいバラの国際コンクール
マリー・アントワネットが愛したバラも植えられていたバガテル公園。毎年バラの国際コンクールが開かれ、世界中からバラの栽培専門家たちが、自分のバラを出品して競い合っています。その審査は厳しく、コンクールの何年も前からバガテル公園に植えられ、完成品としてのバラだけでなく成長過程までが審査対象になっています。美しいバラたちは、他の公園のバラとは違い、バラを専門に扱う専門家たちの作品なのです。まるで花の楽園にいるかのような気分にさせてくれるバガテル公園。ブーローニュの森の観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。- パリ観光基本情報
- バガテル公園 / Parc de Bagatelle
- パリの観光地
- オープン(完成):1775年
- 住所:42 Rte de Sevres a Neuilly, 75016 Paris
- 最寄メトロ:Pont de Neuilly(ポン・ドゥ・ヌイイ)
- エリア:パリ16区
- カテゴリ:パリの観光スポット
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バガテル公園へのアクセス(地図)
バガテル公園へのアクセス(地図)