パリの観光スポット
パリ観光地:ラ・サマリテーヌ

ラ・サマリテーヌ
La Samaritaine

「よきサマリア人」という意味を持つパリの老舗デパート
パリ観光地:ラ・サマリテーヌ
パリ観光地:ラ・サマリテーヌ
パリ観光地:ラ・サマリテーヌ

ラ・サマリテーヌ

アール・デコ様式の老舗デパート

ポン・ヌフから右岸側に見えるこの美しい建物は、パリの老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」。「よきサマリア人」という意味を持つこのデパートは、百貨店文化が花開いた19世紀後半の1869年にエルネスト・コニャックによって作られました。名前は1813年までポン・ヌフの上にあったサマリテーヌ給水塔に由来しています。なんでも揃うと評判で屋上からの眺めのよいデパートとして人気でしたが、2005年に閉鎖されました。建物の一部は文化財に指定されています。夜には文字がライトアップされますが、近くへ行くとまるで廃墟のような雰囲気になっています。

百貨店文化が花開いた時代

ラ・サマリテーヌが生まれた時代というのは、まさにオスマンによるパリ改造が行われた時期と重なります。この時期に今日のいわゆる百貨店が次々に生まれました。豪華な内装と定価という安心感を兼ね備えたデパートは、パリ市民の心をつかんで急成長していきます。まず1852年に世界初の百貨店「オ・ボン・マルシェ」がブシコーという商人によってパリ左岸のバック通りにできています。1867年には「オ・ボン・マルシェ」で働いていたジュール・ジャリューゾがオペラ座の北側に「オ・プランタン」を開店しました。同じ年に元衣料品店だった「ラ・ベル・ジャルディニエール」(美しき女庭師)ができています。そして2年後にその隣にできたのが、今回紹介する「ラ・サマリテーヌ」です。

100年以上かけて成長、しかし2005年に閉鎖

サマリテーヌは商人エルネスト・コニャックが造ったデパートです。彼はもともとセーヌ河でネクタイを売る露天商でした。デパート全盛の波に乗り、1869年にできたサマリテーヌは急成長を遂げていきます。その後創設者エルネスト・コニャックは、「オ・ボン・マルシェ」の店員だったマリー=ルイース・ジェイと結婚して、夫妻で共同経営するようになります。ベル・エポックの時代にはアール・ヌーボー様式の美しいデパートとなり、その後アール・デコ様式に改修され、1933年にはギャルリー・ラファイエットとオ・プランタンを超えるパリ最大のデパートになりました(1931年の売上額は17億フラン)。また夫妻は「オ・ボン・マルシェ」の創設者ブシコー同様に社会活動を積極的に行い、18世紀の美術品を集めたコニャック・ジェイ美術館をつくりました(現在は閉館となり、マレ地区のドノン館に美術品が移っています)。 その後もデパートは順調に売り上げを伸ばしていきましたが、1990年代に経営が悪化します。2001年にはルイ・ヴィトン・モエヘネシーに買収され、2005年には建物の老朽化によって閉鎖が決定しました。

ルイ・ヴィトンによって改装が決定

その後サマリテーヌは時代に取り残された廃墟のように閉店したまま、今までセーヌを見下ろしていました。しかし2010年、ルイ・ヴィトンによって2015年末のリニューアル(再オープン)に向けて改修されることが決定されました。建築デザインを手掛けるのは日本人の建築家ユニットSANAA。新サマリテーヌの建物内にはデパートだけでなく、市営アパート(社会的住宅)やルイ・ヴィトン系列のホテルが入る予定。近いうちにパリの新しい名所サマリテーヌが生まれるかもしれません。そのときには是非、このデパートの屋上から眺められる自慢のパリパノラマを見たいものです。

レオス・カラックスの映画『ホーリー・モーターズ』の舞台に

サマリテーヌは閉鎖されてしまいましたが、鬼才といわれるフランスの映画監督レオス・カラックスの新作『ホーリー・モーターズ』(2013)でデパート内が撮影されました。閉鎖された夜のサマリテーヌの映像は美しく、その吹き抜けの広い空間は退廃的で壮大なものでした。
パリ観光基本情報
ラ・サマリテーヌ / La Samaritaine
パリの観光地
オープン:1869年
住所:
最寄メトロ:Pont Neuf(ポン・ヌフ)
エリア:
カテゴリ:パリの観光スポット
関連:その他のおすすめパリ観光

関連するパリ観光

パリの観光地
観光スポット
パリの観光地

さらにパリを見る

パリの観光地
パリの観光地
パリの人気エリア
パリの人気エリア
パリの歴史・文化
パリの歴史・文化
パリのカフェ
パリのカフェ
パリの芸術・文学
パリの芸術・文学
パリの通り
パリの通り
パリ観光サイト「パリラマ」に関しまして
パリラマはパリを紹介する観光情報サイトです。パリの人気観光地からあまり知られていない穴場まで、パリのあらゆる場所の魅力を提供することを目的としています。情報は変更される場合があります。最新情報はそれぞれの公式サイト等でご確認ください。
ページTOP
パリ観光地一覧
サイトHOME