カフェ・デ・ファール

フランスならではの哲学カフェ

カフェ・デ・ファールはバスチーユ広場の一角にあるカフェ。一見パリの街角で見かける普通のカフェですが、ここでは毎週日曜日に哲学討論会が行われる「哲学カフェ」。毎回テーマが決まっていて、参加は自由。ただし、その討論の間はテーマ以外の話をしてはいけません。通称カフェ・フィロ、ビストロ・フィロ等と呼ばれ、日曜日には哲学好きのフランス人がたくさん集まります。オペラ・バスチーユからもすぐです。

討論会が行われる「哲学カフェ」はフランスが発祥。カフェ・デ・ファールはその第1号です。1992年にマルク・ソーテという人がこのカフェを開きました。以来世界中で賛同者たちが各地でカフェを開き、活発な議論が行われています。その影響を受けた日本でも哲学カフェがあります。フランス人の討論好きは革命期から健在のようです。