ヴェルテュ通り
かつての女郎屋街だったパリの「道徳」通り
「道徳通り」(ヴェルテュ通り、ヴォルタ通り/Rue des Vertus)は、マレ地区の北、中国人の多いパリ3区にある通り。かつては有名な女郎街だった場所でした。今ではそんな雰囲気は全くなく、犬の散歩をする女性や買い物中の人、中国料理屋や昔ながらのカフェもある静かな通りです。またこの通りの3番地にはパリで1番古いと言われていた家が残っており、実際には1644年に中世風の家として建て替えられたものでした(それでも450年以上)。ちなみにパリで最も古い家はボブール地区のモンモランシー通りにある錬金術師の家です。(参考:『荷風パリ地図』)。