ヴィスコンティ通り
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開通は500年前!昼でも薄暗い、ギャラリーの多い静かな通り
ヴィスコンティ通りはシックで知的な雰囲気の漂うサンジェルマン・デ・プレ地区(パリ6区)にある細い通りです。15世紀にマレー・サン・ジェルマン通りという名前で開通し、1864年にローマ出身の建築家ヨアキム・ヴィスコンティにちなんだ名前になりました。20世紀からのギャラリー(画廊)の多いセーヌ通りとボナパルト通りの間にある小道で、通り沿いには小さなギャラリーが入っています。通りを西へ行けば有名なエコール・デ・ボザール(国立美術学校)のあるボナパルト通り、東へ行けばギャラリーの多いセーヌ通りという、アート好きにはたまらない路地。最近の現代的なギャラリーの多くがボブール地区(ポンピドゥーセンター周辺)に移ったとはいえ、まだまだこのサン・ジェルマン地区には芸術家や知識人を集める求心力が残ってます。パリ6区でのギャラリー散策の合間に、この素敵な小路を訪れてみてはいかがでしょうか。バルザックの印刷所と劇作家ラシーヌが生涯を終えた家があった
またヴィスコンティ通りは、作家に深い関わりを持つ通りでもあります。1826年から1828年の間、この通りの17番地にフランスの文豪バルザックの印刷工房がありました。それから10年後の1836年から1844年までは画家のドラクロワがここにアトリエを持っていました。また1699年には劇作家のラシーヌがヴィスコンティ通りの24番地で60歳の生涯を閉じました。他に画家であり彫刻家であったコンスタン・ル・ブルトン(Constant Le Breton)が1926年から1985年までこの通りに住んでいました。このようにパリの通りには、著名人たちの痕跡がパリという街の一部のように残っています。この通りは昼間も薄暗く、歩いていると今でも作家や芸術家たちの魂が浮遊していそうな気持ちになります。
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パリラマはパリを紹介する観光情報サイトです。パリの人気観光地からあまり知られていない穴場まで、パリのあらゆる場所の魅力を提供することを目的としています。情報は変更される場合があります。最新情報はそれぞれの公式サイト等でご確認ください。
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