ポンデザールの右岸にはルーヴル美術館、左岸にはフランス学士院(アカデミーフランセーズを含む学術団体)があります。橋の名前は第一帝政時代にルーヴルが芸術の宮殿(パレ・デ・ザール/Palais des Arts)と呼ばれていたことに由来するそうです。左岸に渡ってすぐのところには多くの画家を輩出したことで有名な国立美術学校(エコール・デ・ボザール)があり、画学生が多いです。ポンデザールを東へ行くとサン・ジェルマン・デ・プレのギャラリー街へ出ます。この辺りには多くの画廊があり、絵や彫刻が好きな方にとっては歩いていて楽しい場所。セーヌ通りには個人経営の小さな画廊が並んでいます。こうやって見ると、本当に芸術関連施設やお店の多い地域で、まさに「芸術橋」という名前にふさわしい橋だといえますね。