カルナヴァレ美術館(カルナヴァレ館)
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貴族の館を改装したパリに関する博物館
パリ3区のマレ地区にあるカルナヴァレ美術館(パリ歴史博物館)は、もともと1548年に建てられた16世紀ルネサンス様式の私邸(カルナヴァレ館)で、書簡作家セヴィニエ夫人(1626-96)の自宅でした。現在は首都パリの歴史を紹介する魅力的な博物館になっています。パリで生活してきた人々の日常を描いた絵画や彫刻など、パリの歴史を興味深く知ることができます。博物館はカルナヴァレ館以外にも17世紀後半に建てられたル・ペルティエ・ド・サン・ファルジョー館にも入っています。ローマ時代からフランス革命まで、パリの歴史を視覚で体験
カルナヴァレ博物館は、パリの始まりとなったガロ・ロマン時代から現代にかけてのパリの姿を、視覚的に体験できる面白い博物館です。たとえば紀元前5000年前の新石器時代にパリに住んでいた人々が使っていた丸木舟が展示されていたり、パリの始まりとなった約2000年前のガロ・ロマン時代の生活を偲ばせる様々な遺物を見ることができます。307年にパリに設置された1000歩里程標も展示され、そこにはキウィタス・パリソールム(パリシイ人の町)と書かれており、この頃から「パリ」という名前が使われ始めたことが分かります。パリで最も古い橋ポン・ヌフが架けられた当時のパリを再現した模型などもあります。他にもフランス革命の時の国家資料や絵画などを展示。ルイ16世の王妃マリー・アントワネットの髪の毛も保管されています。ユニークな展示としては、ロワイヤル通りにあるアール・ヌーヴォー様式のフーケ宝石店を模した部屋や、オスマン通りにあったマルセル・プルーストのコルク張りの寝室を再現した部屋などがあります。視覚でフランスの歴史を楽しめる、パリ観光におすすめの博物館です。中世の貴族になった気分で中庭を散策
カルナヴァレ館の魅力は博物館だけでなく、その中庭も素晴らしいです。美しい花が咲いた中庭は、中世の貴族の庭を歩いているかのような贅沢な気分にさせてくれます。博物館に入らずとも、中庭には無料で行くことができるので、パリ観光の合間に最適です。16世紀の私邸を自由に散策できるパリはやはり素晴らしい歴史都市ですね。多くのパリジャン・パリジェンヌが午後のひと時をこの館の中庭で過ごしています。- パリ観光基本情報
- カルナヴァレ美術館(カルナヴァレ館) / Musée Carnavalet
- パリの観光地
- オープン(完成):
- 住所:23 rue de Sevigne 75003 Paris
- 最寄メトロ:Saint-Paul(サン・ポール)
- エリア:マレ地区
- カテゴリ:パリの観光スポット
- 関連:その他のおすすめパリ観光
カルナヴァレ美術館へのアクセス(地図)
カルナヴァレ美術館へのアクセス(地図)