パリの観光スポット
パリ観光地:ヴァンヴの蚤の市

ヴァンヴの蚤の市
Marché aux puces de la porte de Vanves

路上であなただけの宝探し!もっともパリらしい蚤の市へ   
パリ観光地:ヴァンヴの蚤の市
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ヴァンヴの蚤の市

最終更新日:
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ヴァンヴの蚤の市

もっともパリらしい蚤の市

パリといえばエレガントな高級ブティックというイメージが強いかもしれませんが、文化にはその対極もまた存在します。蚤の市(フリーマーケット)はその代表的なフランス文化で、大衆的で魅力あるパリの側面を知るには避けては通れない観光スポットともいえます。パリ市内には有名な蚤の市が3つあります。最大規模のクリニャンクールの蚤の市(サン・トゥーアンの蚤の市)、日用品の多いモントルイユの蚤の市、そして今回紹介するヴァンヴの蚤の市です。ヴァンヴの蚤の市は3つの中では最も規模が小さい市ですが、その分治安も良く、路上での宝探しに最適のフリーマーケット。まさに「アリババの洞窟」と言えるでしょう。休日には地元パリジャンもよく訪れ、最もパリらしい蚤の市といえます。場所はパリ14区(パリの南部)のヴァンヴで、土曜・日曜の早朝から夕方まで開催されています。
パリ観光地:ヴァンヴ蚤の市
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ヴァンヴの蚤の市を散策

行き方はとても簡単。メトロ13番線のポルト・ドゥ・ヴァンヴで降りると、"Marche Aux Puces"(蚤の市)の表示板があるので、その方向の出口に向かいます。地上に出てからも蚤の市の表示板がありますので、その方向に歩いて行けばすぐに市場が見えてきます。Avenue Marc SangnierとAvenue Georges Lafenestreという2つの大通りで開催しています。クリニャンクールのように入り組んだ迷路のような市ではなく1本道に沿って露店が並んでいるため、迷うことなく買い物が楽しめます。露店の数は300近くありますので、じっくり見ると2〜3時間かかります。できれば半日程度時間をとってゆっくり見ると充実度も違います。メトロ駅の近くにはカフェや公園もありますので、カフェに入るかパンなどのテイクアウトした朝食を公園で食べてから買い物するのもいいですね。

かつて城壁があったポルト・ドゥ・ヴァンブ
蚤の市があるパリ南部のヴァンヴにはかつて城壁があり、税関用の門がありました。ここをポルト・ドゥ・ヴァンブ(ヴァンブ門)というのもそのためです。19世紀にできた防衛用の壁は当時の内閣の名前を取って「ティエールの城壁」と呼ばれ、これが現在のパリ市の境界の原型となっています。城壁の外は建築禁止区域に指定されていましたが、次第に貧しい人々のバラックが立ち並ぶようになります。境界のスラム化が現在の蚤の市の発展に影響を与えたのかもしれません。

パリ観光地:ヴァンヴ蚤の市
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17世紀の骨董品から1950年代のレトロな家具まで

準備が整ったら宝探しを開始。市で売られている商品は多種多様。17世紀の骨董品から50年60年代のレトロ家具まで時代も様々なものが通りに並べられています。食器や小物入れ、おもちゃ、本、DVD、古着、手芸用品、缶、ポストカード、アクセサリー、フランスのキャラクターグッズなど、フランスらしい生活雑貨がお手頃な価格で売られているので、日本へのお土産にもオススメ。クリニャンクールは少し高級な骨董店街といった趣ですが、こちらは庶民的なガラクタ市といった風情で気軽に巡ることができるのが魅力です。並木道の下で開催されているため、夏には木漏れ日の中で快適な散策が楽しめます。

アンリ・ルソーが描いた「ヴァンブ門」
プリミティブ絵画で有名な画家アンリ・ルソーはかつて城壁の入市税関で働いていました。彼の生きた19世紀はパリ防衛用の城壁が築かれた時代で、パリ南部のヴァンブには城壁の門がありました。彼が描いた絵画に『入市税関』(1890年頃)というタイトルの作品があり、これはヴァンブ門を描いたものと言われています。しかし描かれた風景にリアリティはなく、ルソー独自の幻想とコラージュが施されています。

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掘り出し物を見つけるコツ

パリの蚤の市で掘り出し物を見つけるには3つポイントがあります。1つ目は早い時間帯に行くこと。蚤の市の店主たちが店開きをした直後に行けば、いいものがたくさん見つかります。時間が経つにつれてお客さんも増えて良いものは売られていくので、当たり前ではありますが蚤の市の買い物にとって早起きがお得であることは間違いありません(ただ、開始直後に行くと開いていないお店もあるため、8時くらいに行くのがいいかもしれません。そのあたりは「フランス時間」ですね)。特にヴァンヴの蚤の市はお昼ごろには半分のお店が店じまいしてしまうため、午前中に行くことをおすすめします。2つ目は、いいなと思う店があったら立ち止まってしゃがんでみること。視点を変えることで見えてくるものが違いますし、足元に小さな商品が詰め込まれた箱が置いてあることもあります。その中を探れば掘り出し物が見つかることも。3つ目は決断力。良いと感じた商品に出会ったら迷わずに買うことをおすすめします。蚤の市の買い物はスーパーや量販店と違って一期一会。一度見失ったらもう二度と見つからないかもしれません(私もそうでした)。失敗を恐れず直感を信じて、あなた自身の蚤の市を楽しみましょう。
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ヴァンヴの蚤の市で出会ったもの

ヴァンヴの蚤の市で見つけて気になった商品をご紹介します。どれもその場でしか出会えない掘り出し物ばかり。パリに訪れた際には是非蚤の市に出かけて、あなただけの素晴らしいものを見つけてみてください。良いと感じるかどうかは人それぞれ。隠れた自分の趣向を知ることができるのも蚤の市の魅力の一つです。それがあなたの居間を飾る一生の宝になるかもしれません。素晴らしい出会いを求めて、ヴァンヴの蚤の市を散策してみませんか?
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"JEU de COURSE"という競馬の玩具(ヴァンヴの蚤の市)
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レトロな扇風機と金メッキの器(ヴァンヴの蚤の市)
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キッチンの容器セット(ヴァンヴの蚤の市)
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ブリキのレーシングカーとレトロな黄色電話(ヴァンヴの蚤の市)
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アルファベットのおもちゃ(ヴァンヴの蚤の市)
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用途不明の棚(ヴァンヴの蚤の市)
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レトロな書類棚(ヴァンヴの蚤の市)
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ミシュランマンとレトロな車(ヴァンヴの蚤の市)
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黄色いティーセット(ヴァンヴの蚤の市)
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用途不明の棚(ヴァンヴの蚤の市)
パリ観光基本情報
ヴァンヴの蚤の市 / Marché aux puces de la porte de Vanves
パリの観光地
営業時間:土日の午前7時頃〜午後7時ごろ
住所:Avenue Marc SangnierとAvenue Georges Lafenestre, 75014 Paris, フランス
最寄メトロ:ポルト・ドゥ・ヴァンヴ(Porte de Vanves)
エリア:パリ14区
カテゴリ:パリの観光スポット
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ヴァンヴの蚤の市へのアクセス(地図)
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