レストラン・ラ・ガール
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元駅舎を改装した16区にある素敵なレストラン
パリ16区は沈黙を守る高級住宅街。非常に治安のよい地区ですが、観光的には他のエリアと比べてあまり特筆するべきものはありません。セレブが通う16区の中心地パッシーやバルザックの家などの観光地はありますが、人通りは少なくいつも静か。そんな16区のミュエット通りをラヌラグ庭園に向かって歩いていくと、少々時代を感じさせるレンガ造りの建物が見えてきます。ここは駅舎を改装して造ったレストラン「ラ・ガール」。1854年から1985年までパリ国鉄環状線のラ・ミュエット駅だった場所で、昔の駅舎らしく入り口正面の壁に大きな時計が架けられています。パリにはこのように駅舎を改装して造られた施設がいくつかあり、セーヌ川沿いにあるオルセー美術館はその代表的な建築物です。レトロな建物の外観を残して中身を改装しモダンな施設に生まれ変わらせるのは、世界に通用するフランスの建築トレンドです。かつて存在した環状線の駅だったラ・ガール
1990年代のレストランの変革期において、ラ・ガールは何年もの間この地区の重要な場所でした。1864年に旅行客に開かれたパッシー・ラ・ミュエット駅(la Gare de Passy-la-Muette)はかつての環状鉄道路線の駅でサン・ラザール駅とオートイユ駅をつなぎ、旅客鉄道はパリ全域に人を運んでいました。この駅が現在レストランになり、それは古いプラットホームと鉄道線路の上に建てられています。このようなラ・ガールの歴史を知ると、駅での出会いや出発の音が聞こえてきそうです。レストランは現在、Benjamin Patou社長の元で才能を集めて融合させ、それはシェフのGaston Acurioに任されています。(レストランの名前にも"les voyages de Gaston Acurio"と書かれています)気持ちのいいテラスや地下1階でのランチビュッフェが楽しめる
1階はカフェとなっていてホテルラウンジのような室内と開放的なテラスがあります。人気のテラス席はいつも多くの人で賑わっていて、接客も丁寧。 地下1階にはレストランがあり、ここはもともと駅のホームだった場所。そのため、中央部分(線路があった場所)が低くなっています。場所は地下ですが緑が多くガラス張りの窓からは地上の光がふんだんに入る明るい空間。駅舎だったので天井も広く心地よい空間が広がっています。テーブル席の奥にはソファが置かれたビブリオテック(図書館風の部屋)があり、より親密な会話をすることができます。レストランではランチビュッフェが人気で、気持ちのいいランチやティータイムが楽しめます。子供連れのお客さんも多く(子供用の椅子があります)、家族で来れるのも嬉しいですね。一人でも気軽に食事をとることができます。夜はバーとして利用でき、カクテルが美味しいと評判です。昔のパリ建築に興味ある人にはおすすめのお店。レストランの周辺にはパッシー地区やブーローニュの森、マルモッタン美術館などがありますので、観光の合間の休憩として訪れてみてはいかがでしょうか。
- パリ観光基本情報
- レストラン・ラ・ガール / Restaurant La Gare
- パリのカフェ
- 主なメニュー:各種コーヒー、ランチビュッフェ、ディナー、カクテル
- 住所:19 Chaussee de la Muette, 75016 Paris
- 最寄メトロ:ラ・ミュエット(La Muette)
- エリア:パリ16区
- カテゴリ:パリのカフェ
- 関連:その他のおすすめパリ観光
レストラン・ラ・ガールへのアクセス
レストラン・ラ・ガールへのアクセス
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