パリの観光スポット
パリ観光地:パレ・ド・トーキョー

パレ・ド・トーキョー
Palais de Tokyo

セーヌ川に面した現代アート専門の美術館   
パリ観光地:パレ・ド・トーキョー
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パレ・ド・トーキョー

夜中の12時までやっているアヴァンギャルドなパリへ!

パリ16区にある不思議な建物パレ・ド・トーキョーをご存じでしょうか?日本語に訳せば「東京宮」となるパレ・ド・トーキョーは、セーヌ川に面した現代アート専門の美術館。元々は1937年のパリ万博の際に作られた美術展示館でしたが、2002年に再オープンしました。パリでは珍しく夜の12時まで開いているので仕事帰りに映画に行く感覚で観に行けて便利。2つの棟で構成され、どちらにも美術館が入っています。棟の間を規則正しいコロネード(列柱)で結んだ外観は美しく、1930年代における新古典主義建築の傑作と言われています。しかし夜遅くにセーヌ川方面からこの展示場に向かうと、まるで近未来の廃墟にやってきたような薄気味悪さを感じます。

パリにおける新古典主義建築
1930年代における新古典主義建築の代表作として、他にシャイヨー宮と経済・社会評議会館があります。

西翼は現代アーティストのための展示スペース

館内に常設展はなく、常に新進アーティストの企画展示を行い、その斬新なアート作品と展示方法にはいつも驚かされます。打ちっぱなしのコンクリートの床に剥き出しの天井という展示空間は、現代的でカジュアルな雰囲気。館内にはカフェテリアやブティックもあり、日本では見かけない日本関連の不思議でキッチュなアート本やグッズが売っています。自費出版のような写真集やデザインブックが多く、アートイベントのチラシもたくさん。現代アート愛好家のための情報収集の場でもあるようです。

東翼はパリ市立近代美術館

パレ・ド・トーキョーの東翼部分にはパリ市立近代美術館(1961〜)が入っており、デュフィ、マティス、ブラック、レジェ、モディリアーニなどの現代美術の作品が展示されています。その中でも特に有名なのはラウル・デュフィの『電気の精』という壁画。幅60m・縦10mもある巨大なもので、1937年の万国博覧会のために制作された作品です。当時注目を集めていた電気やエネルギーなどの近代文明をテーマにしており、巨大な絵画の中には古代から現代までの科学者、哲学者、作家約108人の姿と技術の発展の様子が描かれています。静かな美術館内でその巨大な壁画を眺めていると、カラフルで壮大な歴史絵巻に圧倒されてしまいます。自分の好きな科学者を探してみるのも面白いですね。

パレ・ド・トーキョーの歴史:ポンピドゥー・センター開館によって休館・臨時施設に。その後2002年に再オープン

美術館の入っている建物自体の歴史は古く、元々はタペストリーを製造する工場(以後軍用地)があった場所でした。パリ万博が行われた1937年に近代美術宮殿(Palais des Musees d'art moderne)という名前で完成しました。建物は東翼と西翼に分かれており、東翼にはパリ市が運営する市立近代美術館、西翼には国営の「パレ・ド・トーキョー」が入っています。つまり「パレ・ド・トーキョー」という名前は建物全体の名前であると同時に建物内の西翼の美術館をも指しています。西翼にはもともと国立近代美術館が入っていましたが、1977年にポンピドゥー・センターがオープンし、国立近代美術館の所蔵品もそちらに移ってしまいます。その後西翼は遊休施設となり、臨時のアートスペースとしてのみ使われるようになりました。一時的に国立写真センターやシネマテーク・フランセーズが入っていた時代もありました。1999年に文化大臣カトリーヌ・トロットマンによって現在進行形の現代フランスアートを紹介するための施設として設立することが決定し、2002年に再びオープン。最先端の不思議で刺激的なアート作品を展示し続けています。

なぜトーキョーという名前なのか?

元々パレ・ド・トーキョーは近代美術宮殿という名前でした。しかし当時建物の前には東京通り(Avenue de Tokio)があったため、美術館の名前も次第に「パレ・ド・トーキョー(東京宮殿)」と呼ばれるようになりました。名前の由来になった東京通りは、戦時中には敵国ということでニューヨーク通り(Avenue de New-York)に改名されましたが、建物の名前はそのまま残りました。1997年にはパレ・ド・トーキョー前の広場が東京広場(Place de Tokyo)に変更されていますが、地図には載っていません。日本人にとっては親しみを感じる一方で、東京とは特に関係のない場所のため、奇妙な印象を受けます。
パリ観光基本情報
パレ・ド・トーキョー / Palais de Tokyo
パリの観光地
オープン(完成):1937年
住所:11 Avenue du President Wilson 16e, Paris
最寄メトロ:Iena(イエナ)、Alma Marceau(アルマ・マルソー)
エリア:
カテゴリ:パリの観光スポット
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