パリの観光スポット
パリ観光地:カルーゼル橋

カルーゼル橋
Le Pont du Carrousel

ルーヴル美術館へ続く橋   
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カルーゼル橋

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カルーゼル橋

ルーヴル美術館へ続く橋

カルーゼル橋はルイ・フィリップの時代に造られたパリの橋です。1832年に工事が始まり、2年後の1834年に完成しました。当時はルーヴル橋と呼ばれ、名前通りルーヴル美術館へと続く橋でした(現在も場所は同じ)。サンジェルマン・デ・プレから続くサン・ペール通りの延長線上にあったため、サン・ペール橋と呼ばれたこともありました。

現在の名前であるカルーゼルとは、馬術形態を表す言葉で、「騎馬パレード」を意味します。何故そんな名前がついたのかというと、1662年にルイ14世による王子生誕の騎馬パレードが行われたことから橋の右岸側にある広場がカルーゼル広場と呼ばれ、その前にできたこの橋もカルーゼル橋と呼ばれるようになったからです。ちなみにカルーゼル広場には1806年にカルーゼル凱旋門がナポレオンによって建てられました。
パリ観光地:カルーゼル橋
カルーゼル橋

当時は珍しかったアーチ橋

吊り橋が主流だった当時、カルーゼル橋の建築家アントワーヌ=レミ・ポロンソーは鋳鉄と木材でできたアーチ橋を採用し、多くの非難を浴びたそうです。当時の最新技術を駆使して造られましたが、新しいものというのはいつの時代でも非難されるものですね。現在は3径間のコンクリートアーチの橋で、元々幅が12メートルでしたが、1939年に架け替えられ現在は33メートルになっています。長さ168メートル。橋の四隅にはルイ・プティトーによるパリ・セーヌ・豊穣・産業を表す4つの彫像が立っています。

アーチの数で橋の古さが分かる
パリの橋によってアーチの数が違います。これは橋が建設された当時の建築技術が時代によって異なるためです。17世紀に造られた最も古い橋であるポンヌフはアーチが12。それに比べて20世紀に造られたカルーゼル橋はアーチが3つです。時代の変遷によってアーチの数が減っていることが分かります。アーチ数が少なくなることで橋の下に広い空間が生まれ、セーヌを行き交う船が通りやすくなりました。

ボナールの絵にも描かれた橋

カルーゼル橋は19世末から20世紀初頭にかけて多くの画家によって描かれました。主な作品にはピエール・ボナールの『カルーゼル橋にて』(1903)、マクシミリアン・リュースの『ルーヴルとカルーゼル橋、夜の効果』(1890年)、ジャン・テクシエの『カルーゼル橋の再建』(1936年)、ジャポニズムに影響を受けたアンリ・リヴィエールの『サン・ペール橋とルーヴル』、ロベール・ドローネーの『1860年頃のサン・ペール橋』などがあります。アンリ・リヴィエールは油絵ではなく版画家です。特に葛飾北斎の『冨嶽三十六景』に感銘を受け、様々な場所から見たエッフェル塔のある風景を描いた連作『エッフェル塔三十六景』を制作しました。
パリ観光基本情報
カルーゼル橋 / Le Pont du Carrousel
パリの観光地
オープン:1834年
住所:Pont du Carrousel, 75007 Paris
最寄メトロ:Palais Royal-Musee du Louvre(パレ・ロワイヤル・ミュゼ・ドゥ・ルーヴル)
エリア:ルーヴル美術館周辺
カテゴリ:パリの観光スポット
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カルーゼル橋へのアクセス(地図)
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