バティニョール公園
Square des Batignolles

かつての村の雰囲気を残すバティニョールのオアシス

17区の目抜き通りであるバティニョール通りをまっすぐ北に歩いていくと、突き当たりにサント・マリー・デ・バティニョール教会があります。その裏にあるのがバティニョール公園。19世紀後半にできた広い公園で、モンスリ公園と同じ設計者アルファン（Jean-Charles Adolphe Alphand）によって造られた英国式の公園です。自然の風景を人工的に模した造りになっていて、園内には池や滝などがあり、カモなどの水鳥が気ままに泳いでいます。池の周りにはベンチがあり、地元の人たちが静かな時間を過ごしています。その光景はかつてパリの外れの村だったバティニョールの雰囲気を今に残しています。園内にはメリーゴーランドやゴーカート、ブランコなどの子供が遊べる遊具やクレープ屋台などもあり、また卓球台やペタンク場など、大人が楽しめる施設も用意されています。公園のすぐ横には郊外へ行く鉄道が走っていて、鉄道付近に公園が造られるのは19世紀の特徴の一つ（モンスリ公園の園内にも鉄道が走っています）。バティニョール地区を訪れた際には是非、バティニョール公園を訪れてみてください。バティニョール通りでパンを買って、この公園で食べるのもおすすめです。