パリの散策コース
パリのオススメ散策モデルコースの観光地:サン・ルイ島

サン・ルイ島の河岸散歩と17世紀の館巡り

多くの作家や芸術家が住んだサン・ルイ島を歩き、セーヌ右岸へ。牧歌的な島の雰囲気を楽しみ、17世紀の美しい邸宅を巡るパリ散策です。
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パリ散策モデルコース

サン・ルイ島の河岸散歩と17世紀の館巡り

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主な散策ルート

  1. メトロ駅:シテ
  2. ノートルダム大聖堂
  3. サン・ルイ島
  4. マリー橋
  5. メトロ駅:ポン・マリー

独特の雰囲気を保ったセーヌの小島を散策

今回の散策はシテ島の隣にあるサン・ルイ島です。パリの中心部にありながら、上質な静寂を味わえる小島で、隣のシテ島と並んで「パリ発祥の地」と呼ばれています。島の河岸から眺めるセーヌ河の風景はどこかゆったりとしていて心が落ち着き、島内にはパリでは珍しい17世紀の個人邸宅が多く残っています。パリジャンの誰もが一度は住んでみたいと考える憧れの島の密かな名所を巡ってみましょう。
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ノートルダム大聖堂

シテ島からサン・ルイ島へ

出発はシテ島にあるシテ駅から。サン・ルイ島内にはメトロの駅がないため、シテ島から歩いて向かいます。まずはノートルダム大聖堂に立ち寄りましょう。パリの発祥地シテ島に建つ大聖堂で、1163年に建造が始まり200年の歳月をかけて1345年(1350年)に完成しました。2019年に起きた火災事故のため、現在は修復工事中です(2021年現在)。大聖堂を見た後は、シテ島の東にあるサン・ルイ橋を渡ってサン・ルイ島に入ります。
パリおすすめコースの観光地:サン・ルイ島
サン・ルイ島

美しいブルボン河岸とカミーユ・クローデルが住んだ17世紀の館

サン・ルイ橋を渡って左手はブルボン河岸(Quai de Bourbon)です。パリ右岸の美しい風景を眺めながら静かな河岸を散策しましょう。鎖の付いた古い縁石、石の面取り部分に施された18世紀の円形彫刻、対岸に見えるパリ市庁舎とサン=ジェルヴェ=サン=プロテ教会の眺め。これらすべてがまるで美しい絵画のようです。ブルボン河岸13-15番地と19番地の壮麗な邸宅は、かつて高等法院参事が所有していた館です。13-15番地はシャロン館で17世紀当時のままの美しい中庭が見られます。19番地には彫刻家ロダンの弟子であり愛人だったカミーユ・クローデルが1899年から1913年まで住んでいました。ここに住んでいたころはロダンと別れた後で、精神的に不安定な時代を過ごしていたと思われます(この後彼女は短く激しかった創作期間を終えて精神病院での長い生活に入ります)。
パリおすすめコースの観光地:ローザン館(サンルイ島)
ローザン館

詩人ボードレールが青春時代を過ごした館

マリー橋(Pont Marie)を過ぎると、通りの名前がアンジュー河岸(Quai d'Anjou)に変わります。アンジュー河岸の17番地にあるローザン館(Hotel de Lauzun)は、建築家ルイ・ル・ヴォー(Louis Le Vau, 1612-1670)によって1657年に建てられた美しい邸宅。ルイ・ル・ヴォーはヴォー・ル・ヴィコント城やグラン・トリアノンを設計した建築家として知られ、ヴェルサイユ宮殿の建築にも携わっています。ローザン館はかつて詩人ボードレールが青春時代を過ごした館として知られ、また19世紀に文学者テオフィル・ゴーティエやバルザックたちが通う『ハシシュ・クラブ』の会合場所ともなり、ボードレールは同じ館にあるその幻想的で怪しげなクラブに出入りしていました。

哲学者のヴォルテールが滞在したランベール館

さらに河岸を東に向かって歩くと、見えてくるのはランベール館(Hotel Lambert)。こちらも17世紀の建築物で、ローザン館と同じ建築家ルイ・ル・ヴォーによって1640年に建てられました。裕福だった資本家ニコラ・ランベールのために作られた個人邸宅で、現在はユネスコの世界遺産に登録されています(非公開)。ランベール館は数多くの作家が利用したことでも知られ、18世紀には哲学者のヴォルテール(Voltaire, 1694-1778)が滞在しました。

軽食をテイクアウトしてバリー小広場で休憩

ランベール館の先に見えるのはサン・ルイ島の最東端にあるバリー小広場(Square Barye)。19世紀の彫刻家アントワーヌ・ルイ・バリー(Antoine Louis Barye)の名前がついた公園で、元々は徴税官のブルトンヴィリエの館の庭園だった場所です。現在は辛うじてその名残を留めています。観光客のほとんど訪れることがない公園ですが、散策の合間の休憩にぴったりです。島内にはお手頃価格のレストランやパン屋もありますので、お店で軽食をテイクアウトして公園で食べてもいいかもしれません。

サン・ルイ島のテイクアウト可能なお店
お手頃な価格でテイクアウトができるお店には、Le Saint-Regis-Paris(ブラッセリー)、La Taverne du Nil(レバノン料理店)、Les Fous de L'Ile(フランス料理店)、Aux Anysetiers Du Roy(フランス料理店)、L'Orangerie Paris(フランス料理店)、Pom’Cannelle(レストラン)、La Crepe En L'isle(クレープ店)などがあります。(最新情報は各店のWebサイトでご確認ください)

目抜き通りのアイスクリーム屋へ

公園で休憩したらサン=ルイ=アン=リル通り(Rue St Louis en L'ile)へ。ここは田舎の雰囲気をまとったサン・ルイ島の目抜き通りといった通りで、パン屋、花屋、雑貨店、お菓子屋、肉屋、八百屋、チーズ屋、写真ギャラリーなどの散策にオススメのお店があります。中でも有名なのは29〜31番地にあるアイスクリーム屋ベルティヨン本店。ベルティヨン家の初代がカフェ・ホテルを経営しており、その後自家製アイスクリームを作るようになったのが現在のベルティヨン・アイスクリームの始まりです。牛乳や卵、生クリームなどの原材料へのこだわりが強く、提供されるアイスクリームとシャーベットは70種以上あるとされています。サン・ルイ島ではアイスを食べ歩く人を必ず見かけるほど人気です。
パリおすすめコースの観光地:サン・ルイ・アン・リル教会(サンルイ島)
サン・ルイ・アン・リル教会

島唯一の教会であるサン・ルイ・アン・リル教会

サン=ルイ=アン=リル通りでもう一つ訪れたいのが島唯一の教会であるサン・ルイ・アン・リル教会(Eglise St-Louis-en-l'Ile)。パリでは他に見られない鉄製の時計と穴がいくつも空いた独特の尖塔が特徴で、島の住人だった建築家ルイ・ル・ヴォーによって設計されました(着工が1664年、完成が1726年)。小さいながらも内装が非常に美しいバロック様式の教会で、たまに宗教音楽のコンサートが開かれています。他にも19世紀に大司教館だった51番地にあるシュニゾ館(Hotel de Chenizot)など見どころは多い。
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ビュデ通り

セーヌ左岸の素晴らしい風景を眺める

サン=ルイ=アン=リル通りから小さな路地であるビュデ通り(Rue Bude)に入ると、再びセーヌ川に出ます。ここはパリ左岸が見渡せるオルレアン河岸(Quai d'Orleans)。ビュデ通りとオルレアン河岸の角にある12番地の建物の壁には詩人アルヴェールの出生地であることを示す彫刻が埋め込まれています。6番地には17世紀の館が残り、現在ポーランドのロマン派詩人アダム=ミキエヴィチ記念館と図書館になっています。サン・ルイ島の散策の際に是非観てほしいのが、このオルレアン河岸からのセーヌの眺め。河岸からはシテ島に立つノートルダム大聖堂の後陣とセーヌ左岸の素晴らしい風景を眺めることができます。個人的にはノートルダムが最も美しく見られる場所だと思います。
パリおすすめコースの観光地:マリー橋(サンルイ島)
マリー橋

マリー橋を渡ってマレ地区へ

そのあとは再びブルボン河岸を通り、マリー橋を渡ってパリ右岸へ。橋を渡り終えると、そこはもうマレ地区。メトロのポン・マリー駅で散策は終了です。
パリ観光基本情報
パリのオススメ散策コース
コース内で紹介した観光スポット:ノートルダム大聖堂、ローザン館、ランベール館、バリー小広場、サン・ルイ・アン・リル教会など
 
所要時間:約1時間
利用メトロ:シテ(Cite)、ポン・マリー(Pont Marie)
エリア:サン・ルイ島
カテゴリ:パリおすすめコース
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