マリー橋(ポン・マリー)
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サン・ルイ島にかかる、パリで2番目に古い橋
セーヌ川の中州にある静かなサン・ルイ島を歩いていると、不意にセーヌ川の開けた風景が現れます。そんな風景の中に溶け込むようにかかるマリー橋は、質素な石造りの古い橋。橋の名前は、橋の設計者でありサン・ルイ島の開発を手がけたクリストフ・マリーから。パリ最古の橋ポン・ヌフが完成して8年後の1614年、サン・ルイ島とパリ右岸を結ぶマリー橋の建設が始まりました。橋のプレートには「(橋を造るための)初めの石が若きルイ13世とその母により置かれた」と刻まれています。質素で静かな佇まいのマリー橋は、朝の散策によく合います。橋を支える5つのアーチは一つ一つが異なるデザインになっています。橋を渡るときに注目してもらいたいのが、橋の上に立つ外灯。これはかつてのガス灯で、20世紀中頃まで使われていたものです(パリの街灯は現在は全て電気です)。アーチの下を恋人とくぐると願いが叶う?
セーヌ川沿いの遊歩道から、マリー橋のアーチをくぐることができます。アーチの作りを下からじっくり見ることができるのもマリー橋の魅力。そしてこの橋は、恋人と一緒にくぐると願い事が叶うと言い伝えられています(はっきりとしたことは分かりません)。願い事を心に秘めながら恋人と共に橋の下をくぐるのも、パリ観光のいい思い出になるかもしれませんね。高級住宅街のサン・ルイ島を散策
パリ市庁舎のあるパリ右岸からマリー橋を渡るとサン・ルイ島に入ります。そこは観光客の少ない静かな住宅街。パリで唯一メトロの存在しないエリアでもあります。17世紀に建てられた美しい個人邸宅が数多く残り、パリジェンヌに人気のシャーベット屋ベルティヨンの本店があることでも有名です。他にも小さなパン屋やギャラリーなどもあり、ひっそりとした散策で人気のパリエリアです。マリー橋を訪れたら、是非サン・ルイ島も歩いてみてください。- パリ観光基本情報
- マリー橋(ポン・マリー) / Pont Marie
- パリの観光地
- オープン(完成):1635年
- 住所:75004, Paris France
- 最寄メトロ:Pont Marie(ポン・マリー)
- エリア:サン・ルイ島、マレ地区
- カテゴリ:パリの観光スポット
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マリー橋へのアクセス(地図)
マリー橋へのアクセス(地図)