パリ散策のモデルコース
パリのオススメ散策モデルコースの観光地:ボン・マルシェ

パリの老舗デパート巡りとサン=ジェルマン=デ=プレ

世界最古のデパートと最新の注目デパートで買い物が楽しめるパリのショッピング散歩   
パリ人気モデルコースの観光スポット:リュクサンブール公園
パリ人気モデルコースの観光スポット:サン・シュルピス教会
パリ人気モデルコースの観光スポット:カフェ・ドゥ・マゴ
パリ人気モデルコースの観光スポット:サン=ジェルマン=デ=プレ教会
パリ人気モデルコースの観光スポット:サン=ジェルマン=デ=プレ
パリ人気モデルコースの観光スポット:フュルスタンベール広場
パリ人気モデルコースの観光スポット:ポン・デ・ザール
パリ人気モデルコースの観光スポット:ポン・ヌフ
パリ人気モデルコースの観光スポット:サマリテーヌ
パリ散策モデルコース

おすすめパリ散歩:パリの老舗デパート巡りとサン=ジェルマン=デ=プレ

このモデルコースの概要
老舗デパートやギャラリーを巡るショッピング中心のパリ散策コース。世界最古のデパートであるボン・マルシェで買い物をした後はパリで人気の地区であるサン=ジェルマン=デ=プレを散策。パリ最古の教会や作家の集う老舗カフェ、アートギャラリーを巡ります。最後はセーヌ川を渡って最近リニューアルしたばかりのサマリテーヌデパートへ。

パリおすすめコースの観光地:ボン・マルシェ
ボン・マルシェ

パリ最古のデパートでショッピング

散策のスタートはメトロ10番線・12番線が走るセーヴル・バビロン駅から。地下鉄を降りて地上に出ると、すぐ目の前にあるのはボン・マルシェ。世界最古のデパートとして知られ、今も多くの地元客と観光客を魅了しています。日本への素敵なお土産を買うのに最適なパリで最もオシャレなデパートです。内装は広々としていて、優雅さを感じさせる内装が魅力。特に別館にある食品館が有名で、フランス各地の名産品や食材、旬のグルメを買うことができます。イタリア、スペイン、ベルギーなどのヨーロッパ各国のお菓子もそろっています。ボン・マルシェがあるパリ7区は観光客にとってあまり馴染みのないエリアですが、そのぶん観光客も少なく穴場的なパリ散策が楽しめます。 パリおすすめコースの観光地:リュクサンブール庭園
リュクサンブール公園

パリジャンに人気の緑豊かな公園で休憩

ボン・マルシェで買い物を済ませたらアサス通りを南下します。フルーリュス通りとの交差点を左に折れると、目の前には緑豊かな風景が見えてきます。ここはパリで人気の休憩場所であるリュクサンブール公園。リュクサンブール宮殿の美しい庭園が一般開放された場所で、買い物の後の休憩にぴったり。パリ最大級(市内では4番目)の広さを誇り、幾何学的なフランス式庭園での日光浴や木陰や噴水での休憩のために多くのパリジャンが公園にやってきます。パリ左岸を代表する人気の観光スポットです。 パリおすすめコースの観光地:サン・シュルピス教会
サン・シュルピス教会

巨匠ドラクロワの絵が見られる教会へ

公園での休憩が終わったら、パリ6区のサン=ジェルマン=デ=プレを散策しましょう。セーヌ左岸に古くから存在する界隈で、教会や老舗カフェを始め、出版社、アンティークショップ、アートギャラリーなど文化の香りが漂うシックなエリアとして知られています。まずはリュクサンブール宮殿の裏側から伸びるトゥルノン通りを北上してサン・シュルピス教会を訪れます。

パリおすすめコースの観光地:サン・シュルピス教会
サン・シュルピス教会
パリの観光地としても有名なこの教会が造られたのは18世紀中ごろ。1646年にルイ13世の妃であるアンヌ・ドートリッシュによって建造が始まりましたが、工事は何度も中断され、100年後の1745年にようやく完成しました。ノートルダム大聖堂もそうですが、フランス建築の時代を超越した息の長い建築期間には驚かされます。サン・シュルピス教会はロマン派の巨匠ドラクロワの絵画が展示されていることで特に有名で、フレスコ画『天使とヤコブの闘い』や『悪魔を撃つ大天使ミカエル』などを見ることができます。

広場で開催される古物市
教会前の広場では、よく古物市(アンティークマーケット)が開かれているので、運よく市場の日に訪れれば意外な掘り出し物に出会えるかもしれません。本に関する市場も開催されることもあり、出版社の多いサン=ジェルマン=デ=プレならではの催しです。

パリおすすめコースの観光地:ドゥ・マゴ
レ・ドゥ・マゴ

多くの芸術家が集まった老舗カフェで一休み

教会を出てボナパルト通りを北上すると、サン・ジェルマン大通りにぶつかります。ここはサン=ジェルマン=デ=プレ界隈の中心地。第2次世界大戦後にパリの作家や芸術家たちが集まった文化地区です。通りにはパリ最古の教会であるサン=ジェルマン=デ=プレ教会が立ち、すぐ近くには作家たちが集まったカフェが残っています。散策の合間に文学の香りが漂うカフェで一休みするのもパリ散策の楽しみの一つ。

サン・ジェルマン・デ・プレのカフェの全盛期は実存主義が広まった時代。当時カフェでは作家・哲学者による議論が生まれたり、ときには書斎として使う知識人もいました。教会の向かいにあるカフェ・デ・ドゥ・マゴもその一つで、多くの作家が集まった有名なカフェです。1885年創業の老舗カフェで、元々は絹織物のお店でした。店内にある2つの中国人形(フランス語でレ・ドゥ・マゴ)が店名の由来となっており、今もその人形はカフェのインテリアとして見ることができます。アンドレ・ブルトンやルイ・アラゴンなどのシュルレアリストや、ジェイムズ・ジョイス、ヘミングウェイ、カミュなどの作家、ピカソが常連でした。このカフェで特に有名なお客だったのはボーヴォワールとサルトルの夫婦で、彼らはここを第2の書斎として使っていました。

サン=ジェルマン=デ=プレの有名カフェ
ドゥ・マゴの他にもサン=ジェルマン大通りにはカフェ・ドゥ・フロールブラスリー・リップなど、セーヌ左岸の作家や芸術家、政治家たちが集まった老舗のカフェが今も残っています。

パリおすすめコースの観光地:サン=ジェルマン=デ=プレ教会
サン=ジェルマン=デ=プレ教会

パリ最古の教会を訪れる

カフェで一休みした後は、隣に立つサン=ジェルマン=デ=プレ教会へ。この教会の歴史は非常に古く、6世紀までさかのぼります。当時のパリ王であったキルデベルト1世は542年のスペイン遠征の際にキリスト磔刑の十字架と聖ヴァンサン(3世紀スペインの殉教者)のチュニカを持ち帰りました。それらの聖遺物を納めるために当時はまだパリ郊外であった野原に修道院を建てました。その後576年にパリ司教であった聖ジェルマンが葬られたことから、「野原の聖ジェルマン」を意味するサン・ジェルマン・デ・プレ教会と呼ばれるようになりました。これが教会の名前の由来で、この界隈の地名にもなっています。

サン=ジェルマン=デ=プレ教会はロマネスク様式の美しい建築で、11世紀以来その姿を何度も変えてきました。かつて屋根には3本の鐘塔がそびえていましたが、現在は1本しか残っていません。アーチ型の正面入り口を抜けると右手にメロヴィング朝の小さな祭壇があり、この教会の名前の由来となった聖ジェルマンの遺骸が収められています。ロマネスク様式の身廊とトランセプト(翼廊)の天井はかつて木製でしたが、内陣に倣って1646年にゴシック様式のヴォールトに換えられました。彫刻のある柱頭はすべて11世紀の作品を模倣したもので、実物はカルチェラタンにあるクリュニー中世美術館が所蔵しています。 パリおすすめコースの観光地:フュルスタンベール広場
フュルスタンベール広場

シックでロマンチックな広場を通り抜ける

教会を見学した後は、教会の裏手にあるフュルスタンベール広場へ。不思議な静けさに包まれた小さな空間で、観光で訪れる人が少ない穴場のパリ名所。美しい桐の木が植えられ中央に外灯が1本だけ佇むクラシックな雰囲気の小さな広場は、どこか物語が始まる予感を感じさせてくれます。広場の名前は1697年にサン・ジェルマン・デ・プレ教会の司祭になったギョーム・エゴン・ドゥ・フュルスタンベール枢機卿から。画家ウージェーヌ・ドラクロワのアトリエがあった場所として知られ、現在はドラクロワ美術館になっています。先ほど訪れたサン・シュルピス教会にあった絵画もここで描かれました。

パリ左岸の静かな画廊街を散策

広場を抜けるとジャコブ通りに出ます。アートギャラリーや骨董品店が立ち並ぶ静かな通りで、多くの美術愛好家を惹きつけています。通りを右に歩くと、セーヌ通りにぶつかります。ここはセーヌ河へと続く細い路地で、ここにも多くの画廊やアンティークショップがあることで知られています。アート好きな方なら是非訪れたいパリの通りで、刺激的なウィンドウショッピングが楽しめるはずです。

サン=ジェルマン=デ=プレの画廊街
サン・ジェルマン大通りとセーヌの間にある通りはパリのアート巡りにおすすめのエリア。サン=ペール通り、ジャコブ通り、ボナパルト通り、セーヌ通りはたくさんのアートギャラリーや骨董品店が立ち並んでいます。

パリおすすめコースの観光地:ポン・デ・ザール
ポン・デ・ザール(芸術橋)

芸術橋からセーヌの絶景を眺める

セーヌ通りを抜けると、不意に空間が広がり、セーヌの美しい風景が姿を現します。近くには有名な芸術橋(ポン・デ・ザール)があり、その向こうにはルーヴル美術館が立っています。歩行者専用の橋になっているので、セーヌの流れを眺めながら一休みするのがおすすめ。ここから眺めるシテ島の風景は格別です。ここはパリで最初の鉄橋であり、1804年に完成しました。当時石橋や木製の橋しかなかったパリにおいて、鉄の橋はとても新しいものでした。以前は橋の欄干部分に愛の南京錠が大量につけられていましたが、安全上の理由から撤去され、現在は強化ガラスが設置されています。 パリおすすめコースの観光地:ポン・ヌフ
ポン・ヌフ

パリ最古の橋ポン・ヌフを渡る

芸術橋で一休みしたあとは、セーヌ沿いの河岸を歩いてシテ島方面へ。見えてくるのは隣にあるポン・ヌフ橋。シテ島の先端にかかる石造りのアーチ橋で、左岸からシテ島までの5つとシテ島から右岸までの7つの合計12の半円状アーチから成っていてます。名前は「新しい橋」という意味ですが、1606年にアンリ4世によって造られたパリでもっとも古い橋です。シテ島を観光する人のほとんどがこの橋を渡ります。(シテ島の散策モデルコースはこちらパリおすすめコースの観光地:サマリテーヌ
サマリテーヌ

リニューアルした老舗のデパートへ

ポン・ヌフを渡ると、岸の向こうにアール・デコ様式の美しい建物が見えてきます。ここはパリの老舗デパートであるサマリテーヌ。2005年には建物の老朽化によって閉鎖が決定し、長い間修復中となっていましたが、コロナ禍を経た2021年6月にリニューアルオープン。現在はデパートの他に高級ホテルや公共住宅、オフィスなどが入った注目の複合施設になっています。デパートはアール・ヌーヴォー様式を忠実に復元した「ポン・ヌフ館」と最新技術を取り入れたモダンな「リヴォリ館」で構成され、セーヌ川に面したアール・デコ様式の建物には5つ星ホテルの「シュヴァル・ブラン」が入っています(セーヌから見えるのはホテル部分)。

店内には約600ブランドが集まり、そのうち40ブランドはサマリテーヌ限定商品。化粧品売り場はヨーロッパ最大級の面積となり、北側のガラス張の建物ではライフスタイルブランドや若者向けのストリートウェアを中心に販売されています。ホテル側にはギフトショップやVIPスペース、ディオールのカスタマイズスパ、屋外プール、レストランなどがそろっています。最新のデパートでのショッピングを楽しんだ後は、デパートの前にあるメトロ駅ポン・ヌフへ。ここで今回のパリ散策は終了です。
パリ観光基本情報
パリのオススメ散策コース
コース内で紹介した観光スポット:ボン・マルシェ、リュクサンブール公園、サン=シュルピス教会、カフェ・ドゥ・マゴ、サン=ジェルマン=デ=プレ教会、 ポン・デ・ザール、ポン・ヌフ、ラ・サマリテーヌ
 
所要時間:3時間
利用メトロ:セーヴル・バビロン(Sevres - Babylone)、ポン・ヌフ(Pont Neuf)
エリア:サン=ジェルマン=デ=プレ
カテゴリ:パリおすすめコース
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