パリの歴史軸
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パリの長い歴史が作り上げた完璧な空間美
パリを歩いていると、まるでこの街全てが最初から一つの計画を元に作られたように思えてきます。それほど美しく整備され、完璧な街といえます。しかし現在のパリになるには数百年の歳月が必要でした。たとえばルーヴル宮殿前の中庭にあるカルーゼル凱旋門から西を眺めると、そこに見えるのは一直線に続くシャンゼリゼ通り。チュイルリー庭園、コンコルド広場のオベリスク、凱旋門、そしてパリの西にあるラ・デファンスの新凱旋門までが一直線上に並んでいるのが見えます。その距離なんと8キロ。この見事なまでに均整のとれた記念碑の街道は、「パリの歴史軸」と言われており、文字通りパリの長い歴史によって作られた巨大な空間です。つまり、この歴史軸は一つの街計画によって短期間で完成したものではなく、12世紀のルーヴル要塞から始まり、1989年の新凱旋門完成までの800年に渡るパリの歴史の中で作り上げられてきたものでした。言わば時空を超えた「パリの地層」とも言える見事な空間。パリ観光の際には、この歴史軸を眺めて長いパリの歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
※パリの歴史軸: ルーヴル宮殿、カルーゼル凱旋門、チュイルリー庭園、コンコルド広場(ルイ15世広場、革命広場)、シャンゼリゼ大通り、凱旋門、新凱旋門(グラン・ダルシュ)
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